私たちが住んでいるところから
スカイツリーは遠く、でもくっきりと良く見える。
晴れている日は
薄いグレーのスカイツリーが街の向こうでそびえ立っているのを
いつも、大きな坂のうえから見ている。
息子が最近
「お父さんとお母さんと赤ちゃんと僕と
スカイツリーに行く！」
と、毎日のように言うようになった。
もう、スカイツリーに登ったのは２年くらいも前のことだっけ。
旦那さんの休みの日が少なくなって
最近なかなか家族そろって、出かけられなかった。
息子のそんな言葉を耳にしていて
それなら、久しぶりに近くまで見に行こうと
とても久しぶりに夜のドライブへ出かけることにした。
娘は車が走り始めると、すぐにスウスウ寝息を立て始めて
息子はシートから飛び上がるばかりに
座ったまま、ぴょんぴょん跳ねている。
出かけたときは
旦那さんのぶんと私のぶん、缶コーヒーを買うのは私の役目だ。
息子は、りんごジュースをちゅるちゅると飲んでいる。
スカイツリーがどんどん大きくなってきて
私まで、ワクワクしてきた。
ブルーグリーンのスカイツリー
眼前まで迫ったスカイツリーに大興奮の息子。
12月はクリスマスツリーをイメージしているのか？
ブルーグリーンのライトアップだった。
スカイツリーの周りをくるりと回って、車から降りずにそのまま下道でのんびりと帰る。
「こんどは、スカイツリー、上ろうね！」
と言った、と思ったら
息子もシュウシュウと寝息を立て始めた。
来年こそ、また家族で上ろう。
こんくらいで負けてたまるか
きらきら光るスカイツリーを後ろに見ながら
心にかたく誓った、2018年12月14日の夜のこと。
https://koharunokirakira.com/biyori/2018/12/09/nandemonaihi/
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