コラム

親友が亡くなって、想うこと。

5+

 

親友がつい少し前に、亡くなりました。

 

いつも通りに眠って

朝、ご家族が彼女をみたときには、既に息を引き取っていたそうです。

 

脳内出血で、なんの前触れもなく

本当に眠っているようにしか見えないほど穏やかな最期だった、と。

 

 

 

私は昨年の12月ころ、心が千切れそうになっていた時期があり、友人達からの連絡・約束をことごとく断っていました。

とても、友達に話せない。

とても、友達に会いに行けない。

 

彼女から連絡が来たときも

「ごめん、今は会えない」と伝えると

「小春は!何を馬鹿言ってるんだ!」と家から連れ出してくれました。

連絡も友人とほとんど取らなくなったなか、彼女だけは我が家のゴタゴタを知っても「何やってるのー?」と能天気なメッセージをたくさんたくさん寄越してくれました。

 

 

私が

私の家族が今、笑っていられるのは

彼女のおかげなのに。

 

 

8月に入り、ラインで何気ないやり取りをしていたときに、彼女の既読はぱたりとつかなくなりました。

時々、どうしてる?と連絡を入れてみても一向に既読はつかない。

 

未読のまま置いておくことは、彼女の性格からしてもあり得ない。

気に入らないことがあったなら、はっきり言うはず。あるいは、電話を寄越すはず。

 

 

 

なにかイヤな予感があって、未読が続いた数日後、思い切って直接番号へ電話してみました。

数回の呼び出し音の後、男性の声が聞こえました。

「◯◯の夫ですが、どちら様ですか?」

 

一瞬、首がヒヤリとして

友人の・・ですがと話したら、彼女はもう亡くなっていたことを告げられました。

 

 

彼女のスマホの解約を間も無くするところだったから、連絡をもらえて良かったと、話されました。

電話したそのときは夕方頃でしたが、その日の夜がお通夜だと、聞いて

ばたばたと出かける準備をしました。

 

 

彼女が、私に教えに来てくれたんだろうか?

お通夜の直前に

「最期くらい、ちゃんと会いに来てよ」って

伝えに来てくれたの?

 

 

 

彼女のお通夜で

穏やかに眠る顔は美しく

冗談に決まってるじゃん!とムクリと起き上がりそうな生気も感じて。

 

 

まだ、早いよ。

なんで死ぬの。

まだ、話したりないよ。

戻ってきて。

もう1回、声を聞かせて。

また、笑顔を見せて。

また、肩をいつもみたいにはたいて。

 

ありがとう。

私と家族を救ってくれて、ありがとう。

 

想っていることを、彼女の心へ届けてきました。

 

 

 

死ぬことって、なんだろう?

生きることって、なんだろう?

命って、なんなんだろう?

 

小学生じみたことをここ最近、考えています。

 

 

 

看護師として働いて

何度も死の場面に直面したとき

亡くなった方の顔を見たとき

ご家族の泣き崩れる背中を見たとき

命を救うことができなかったとき。

何度も何度も、考えたこと。

 

 

 

そんなこと、考えていても

娘ちゃんと息子くんはとびっきりの笑顔で

私に飛び込んできてくれて

つられて、一緒に笑って。

 

 

子育ては命をかけて命を守ることだと

思う。

だから、とても大変だし

幸せな瞬間も苦しい瞬間も

色んな気持ちで、まぜこぜになる。

 

 

彼女みたいに、強く、あっけらかんと

優しくなりたい。と、改めて思う。

向日葵みたいな笑顔。

 

 

 

また、会える?

今も、聴いてる?

もしかしたら、側にいてくれてる?

もしかしたら、あの大きな大きな虹のアーチはあなたが見せてくれた?

もしかしたら。

 

 

すごく不思議なのが

彼女は亡くなったのに

とても寂しいけど

より、彼女を近くに感じるようになったこと。

 

なんでなんだろう?

温かく感じる瞬間が、ある。

仕方ないから、しばらくは側にいるよって言ってくれてるの?

 

 

 

彼女が

「小春に似合うと思ったから!」と以前にプレゼントしてくれた、華奢で綺麗な腕時計。

今は、外すことができない。

 

5+
スキルを販売してみたいならココナラ!

イラスト販売やwebライティング、占いやwebサイト制作などなど…スキルの売り買いをしたいときにはココナラ↓