育児日記

5年目のギフト。

10+

少し前の平日の午後。

午前中の療育を終えて、午後にぽっかりと時間が空いたときがありました。

息子くん、娘ちゃんと一緒にどう過ごそうかな…。

そのときに「そうだ、電車に乗りに行こう!」と思い立ちました。

 

人混みのなかへ出掛けるのはまだ勇気が居るけれど、平日のこの時間で下り方面なら、きっと車内はがらがら。

リュックの中には、麦茶をつめた水筒と、娘ちゃんのオムツセット。

 

駅へ向かうバスへ乗り込むと、2人ともなにやら嬉しそう。

下り側のホームに来ると、やっぱり人がほとんどいない。

ちょうど滑り込んできた電車に乗り込む。乗るところは、特に人が少ない先頭車両。

 

「ママー!出発進行だよーー!」

「しんこーう!」

娘ちゃんは最近、よく息子くんのまねっこをしてる。

 

電車が動きだすと、2人ともツヤツヤと顔を輝かせて外を眺めてる。

ママも、嬉しい。

「少し離れた駅でパパのお土産を買ってくる」

それが今日のミッションだ。

 

通り過ぎる電車の名前を嬉しそうに

「あれは○○でね〜こっちは○○でね〜」

と息子くんが教えてくれる。

 

息子くんが2~4歳のころも、こうして電車に乗ってみたことがある。

電車が大好きだから、電車を体験してみてもらいたかった。

でも、発達がのんびりな息子くんにとって、新しい環境(車内)は怖かったようでほとんど泣いてしまっていたんだっけ。

 

そんなことを思いながら、のんびり束の間の電車旅。

一緒にこうして電車に乗れる日が来るなんて、なんだか感慨深い。

 

少し離れた駅で、シュークリーム2つと抹茶のワッフル1つを買った。

帰りの電車もスムーズに乗れるかな?と思ったけど、娘ちゃんのグズグズモードにさしかかってしまった。

よいよいと先頭車両で抱っこしながら、一緒にすれ違いの電車を眺める。

 

「大丈夫だよ~。ほら!電車がきた!」

と息子くんも、娘ちゃんに声をかけてくれている。

驚くくらいに、成長しているんだなァ。

 

 

一時保育で、かんしゃくが強いからと「お断り」されてしまっていたこともあったっけ。

1~4歳のころ、私とどうしても手が繋げなかった息子くん。

振り払って、自分の思うがままの方へしか歩けなかったのに、5歳になってからは「ぼくはママと一緒ね!」と歩くときに必ず手を繋ぎたがるようになりました。

 

よちよちのあんよの時期、ずっとずっと手をつないで歩きたかった。

だから、この手をつないで歩けるのがずっとずっと続いてくれたらいいのに…と思ってしまう。来年は小学生だから、ホントに束の間の期間になってしまうかもしれないけれど。

 

 

発達がのんびりだと、少し大きくなってからこんなギフトがあるんだなァとしみじみしてしまう。

言葉が思いと繋がるようになってからは、かんしゃくもほとんど無くなったように感じています。

療育に通えるのは、小学校に上がるまでのあと半年だけ。

成長が伸ばせるように、サポートしていけたらなと思っています。

 

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