こんばんは!小春です(*’▽’)
先日、本屋さんでこちらの作家さんのエッセイが新発売されていたので、思わず購入してしまいました!
【山猫珈琲】湊かなえ
それがこちら!
湊かなえさんのエッセイの山猫珈琲です。
私はミステリー小説が本当に大好きなんですが、気が付けば読んでいるミステリー小説ってほとんどが男性作家さんです。
なぜか?って考えたときに、小説のラストのページまで読者を引っ張り込む力がとても強いからだと感じています。
乗りたくなかった絶叫コースターに乗せられて、ブンブン振り回されているような感覚になります。日常からかけ離れた、全くの異次元に簡単に飛ばされてしまうんです。
それと比較して、湊かなえさんのミステリー小説は流れる空気は穏やかなんですが
仄暗い日本家屋の中を1人でお化け屋敷してきてねって、押し出される感覚。
首筋の後ろに、冷たい水をひやりと流された感覚になります。
私はミステリーの次に好きなジャンルがエッセイなんですが、女性作家さんのエッセイがとにかく好きです。
心を込めて作った作品ではあると思うんですが、作家さんの本業であるミステリーや漫画などでは見られない
ふっと肩の力が抜けた柔らかさ。
湊かなえさんのエッセイを読んでいて、美しい日本語とはこういうものなのかと、教えて頂いている気持ちです。
エッセイの中で、とても好きな言葉を引用させて下さい。
散歩道も山道も、マラソンも、整備されすぎた道よりも、でこぼこ道の方が楽しい、ということもあるのではないでしょうか。
「山猫珈琲」湊かなえ より引用
湊かなえ先生の今までミステリー作品の中では見ることができなかったおちゃめな表情や、くだけた表現まで。
エッセイの中でゆったりと楽しめるのが、ファンにはとても嬉しい1冊です。
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【ももこの世界あっちこっちめぐり】さくらももこ
せっかくなので、今日はお気に入りのエッセイ達のご紹介。
私の心の真ん中には、いつもちびまる子ちゃんとさくらももこさんがいます。
多分、今の私を形作ってくれた一番大きな存在です。だからお笑いが好きだし、ちょけるのも大好き。
ももこの世界あっちこっちめぐりはさくらももこさんが行きたかった国へあっちこっち旅した旅行記なんですが、もう、これが本当に楽しすぎる旅行記で!!
さくらももこさんのお供をして世界を巡ったような気分になれる1冊です。
世界中の美しい写真と一緒に、さくらももこさんのテンポ良い楽しいトークを楽しみたい方は、是非!
【憧れのまほうつかい】さくらももこ
こちらも、中をお見せできないのがとても悔しい1冊。
憧れのまほうつかいというエッセイで、さくらももこさんにとって憧れのエロール・ル・カインという絵本作家さんへの想い、お会いした感動などが綴られています。
ふんだんに差し込まれた、さくらももこさんの美しく可愛らしいイラストの数々。
エロール・ル・カインの緻密で美しい絵本の挿絵もたっぷりと楽しめます。
贅沢なイラスト集のようなエッセイです。
【富士山】【おめでとう】さくらももこ
こちらは15年ほど前?に創刊されたさくらももこさんが丸ごと1冊に詰め込まれた雑誌。富士山と、おめでとう。
旅行記あり、ちびまる子ちゃんやコジコジの書き下ろし漫画あり、エッセイあり、対談あり、父ひろしあり。
もう、なんでもありやん!ってツッコミたくなるくらいの豪華な雑誌なんです。
私は富士山1巻のさくらももこさんとミッフィーちゃんの生みの親、ディック・ブルーナさんが出会った時のお話がとても好きです。
あと、書き下ろし漫画。
ちびまる子ちゃんの「黒豆の蓋が開かない」話。まるちゃんのために蓋を開けようと奮闘するおじいちゃんと父ヒロシ。フルカラーちびまるこちゃん、鮮やかでとっても可愛いんです。
【美人画報】安野モヨコ
働きマン・さくらんでおなじみの安野モヨコさんのエッセイ。
美人画報はほぼフルカラーで、美しい書き下ろしイラストがちょこちょこと差し込まれています。
本業の漫画では見られない、ちょっとゆるっと脱力したイラストが脱力しているのにとっても素敵。
安野先生が好きなオシャレ・美容・アクセサリー・お気に入りの香水などなど、ご紹介されています。
オシャレな女性はこうやって育まれているのか・・・と、読むと背筋がしゃんとなります。
あとは、お引っ越しのときに奥にしまいこんでしまったんですが
江國香織さんの「いくつもの週末」というエッセイも何度読んだかわかりません。
18~22歳くらいの頃は、確か江國香織さんと石田衣良さんの本しか読んでいなかった記憶があります。
旦那さんと2人の時間、のんびりした空気が流れるエッセイ集。ゆったりとした気持ちになりたい方にオススメです♪
【眠れぬ真珠】石田衣良
せっかくなので、とっておきの私の1冊もご紹介。
今から一人旅に出ます。
トランクに1冊だけ本を入れられるなら、どれを入れていく?と問われれば、私は迷わずこの小説を選びます。
こちらは男性作家さんですが、石田衣良さんの眠れぬ真珠。
とても優しい恋愛小説です。
何度も何度も繰り返し読んだから、表紙がだいぶ傷んでいます。
ふんわりと優しい空気が満ちていて、読みながら、女性作家さんの本じゃなかったかな?と確認してしまうくらい。
この本を読んで、ダイヤモンドよりも真珠が似合う女性になりたいなと思った20歳の頃。
今は、果たしてどうなんだろ?と思うけど、目指すことならできるのかな、と思っています。
また、おすすめの本を見つけたら、こちらからご紹介しますね。
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