3000文字チャレンジの参加、お久しぶりになりました。
今朝のなかのさんの3000文字「靴」の投稿を見て、なんだか私も書かずにはいられなくなり書き始めていました。
果たして、終着点はあるのか?
ノープランで書き始めたもので、なんだかどきどきしながらキーボードをぱちぱちと打っています。
「靴」と言われて始めに思い浮かんだのは、シンデレラです。
シンデレラは魔法が解けてしまう前に急いで家に帰らなければなりませんから、階段を駆け下りていくわけですね。
そして、ガラスの靴が、ぽろり。
その女性に一目ぼれしてしまった王子様が、ガラスの靴にぴったりと合う女性を探し回るストーリーです。
「本当は怖いグリム童話」では、お姉さん達は王子様と結婚するために自らの足を切り落としてでも靴を履こうとしたんだそうです。
お姉さん達のシンデレラへのそれまでの対応はとても共感できるものではありませんが
足を切り落としてでも、好きな人に伝えたい思いがあるというところには、少し心打たれるところがあります。
シンデレラのガラスの靴が落ちる場面は、漫画の「NANA」でもオマージュされていましたね。
奈々の彼氏(章司)がバイト先の可愛らしい女の子(幸子)とバイト終わりの終電に乗るために、2人で走っているシーン。
駅の階段を上るときに、幸子の可愛いパンプスが足から脱げてしまったことで終電が行ってしまう。
「走らなきゃ間に合わないのに、なんでそんな靴履いてくるかな・・」
と章司から言われたときに、幸子が放ったひとこと。
「わざとだよ?」
ホォーーーー!!!と唸りました。
当時の女子中学生か女子高生だった頃の私は。笑
なるほどなるほど!「わざとだよ?」メモメモ!と。
10代、全くモテ期が訪れなかった私にとって「NANA」は心のバイブルだったんですね。
どちらかというと私はきっと、シンデレラのお姉さんの方で、その時に章司から選ばれなかった奈々の方だったのかなと思います。
学生時代には好きな人がいても、その人は学年一可愛い女の子に片思い中とか。
そんな人を中学校3年間、ずっとこっそりと好きでいました。
落とした消しゴムを拾ってもらって、目を見て「ありがとう」も言えなかったとか。昭和の歌謡曲とかに出てきそうな雰囲気の恋をしていました。
中学3年生のホワイトデーにようやく告白しに行って、あっけなく撃沈でした。
もう、その学年一可愛い女の子とお付き合いすることになったから、と。切ない。
話は逸れましたが・・・
また、靴で最も印象的に記憶に焼き付いている人物に、マリリン・モンローが挙げられます。
自身でハイヒールの左右の高さを変えることで、お尻を揺らして歩くモンロー・ウォークというのを発明しました。
ハイヒール。
女性ならきっと、1度は履いたことがある靴ですよね。
私も20~25歳前後のときに、頑張って履いていた記憶があります。
病院勤めだったこともあり病院へはほとんどスニーカー通勤でしたが、デートの時だとか、めかしこみたい時に頑張って履いていました。
でも、たまにしかヒールを履かないものだから、デート中とかに足首がぐね!っとなるんですね。こう、横向きに変な角度で、ぐね!っと。
ハイヒールを履いていても、とてもマリリン・モンローのような優雅で女性的な足さばきは出来ていませんでした。
私は20代のときに看護師をしながら劇団に所属していたんですが、演出家の先生に言われた言葉の中に
「女性的な動きを勉強するなら、マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンになることだ」
言われたことが、とても深く記憶の中に刻まれています。
たとえば、「可愛いハイヒールを履く」ことをマリリン・モンローは「目的」としていないし
オードリー・ヘプバーンも「素敵なワンピースを着ること」を「目的」にはしていない。
いかに、自分らしく美しく輝くか。
そのための「手段」として、美しい装飾具を身に着ける。
輝くためには、「手段」を利用して指の先まで仕草を演じるんだ。
「手段」に利用されているようでは、駄目だ。
と、話されました。(私はこのとき、自分には不似合いな貴族の婦人役を与えられていたと思います)
家の鍵を開けるとき
携帯電話を触るとき
イスに腰かけるために前かがみになるとき
オードリー・ヘプバーンはそんな仕草をするか?
マリリン・モンローなら、どんな指先でそれを掴むんだ?
そんな風に指導されたときのことを、ハイヒールを見ると思い出します。
ハイヒールを履くときのポイントとして教わったことは、足の裏全部で歩こうとしないこと。
つま先で歩くようにし、重心を常に頭のてっぺんへ持っていくこと。
どんなに足が痛くても、焦らずゆったりと次の一歩を踏み出すこと。
膝は、決して曲げずに歩くこと。
そのために、膝の下を曲げて歩くのではなく腿の付け根から足を動かして歩くようにすること。
こうやって書きだしてみると、たくさん、教わったことがあったんだな。
知識として頭にはあったんだけれど
やっぱり私は「可愛い靴が履きたい」だとか
「素敵なワンピースが着たい」ということを「目的」にしていた20代だったんだなと感じています。
むしろ、子育て中の今の方が、ようやく身に着けるものが自分にとっての「手段」になりました。
自分の靴は素早く履けるようにスリッポンを選ぶようになって
抱っこをしても安定して歩けるように2cmヒールのブーツを履くようになった。
色気もあったものじゃないけれど、今だけはそれでいいのかな、と思っています。
余談ですが、その先生はこうも言っていました。
「貴方がオードリー・ヘプバーンになって1カ月過ごしたら、5kgは痩せるだろう」と。
ただ佇むときに、小さな所作の1つ1つに、歩いているときにも。
全身や表情の筋肉は繊細に使われ
腹筋は引き締まり、背筋や首筋をすっきりと伸ばしているだけでもそれくらいカロリーは使うものだと話していました。
なるほど!!!
と、当時は素直に受け取ってオードリー・ヘプバーンになりきって過ごしてみた経験がありますが、確か1日か2日くらいしかもたなかったと記憶しています。
それくらい、身体中の筋肉が痛くなって、辛かったです。
やはり、私じゃ到底オードリーにはなれないか・・と背中も丸まった思い出があります。
でも、20代のころ、一つだけ実践していたダイエット方法にこのころ教えて頂いたことを活かして「仕事中は腹筋を引き締めて、首筋と背筋をまっすぐに伸ばす」をしていました。
それを実践して普通に仕事をしているだけで、どれだけ好きに食べても体重が増えませんでした。
30歳を超えてからは、それは一切通用しなくなりましたが・・!
「人から見られている」という緊張感もダイエットには大切なんだなァと、在宅ワークのライターになってから感じています。
あと、ハイヒールについて1つ豆知識。
私はやや足が甲広・巻き爪持ちのトラブル足なんですが、それでも唯一履けるヒール靴は「あしながおじさん」というシューズブランドのヒール靴です。
足底の生地はボリュームがありふんわりと柔らかく、5cmくらいのヒールでも疲れづらいと感じています。
外反母趾・甲広・巻き爪持ちなどの足トラブルがある女性に「あしながおじさん」のヒール靴、おすすめですよ。
もちろん、人によっては足に合う・合わないがあると思うので、是非店頭で試着されてみてください。
実際にヒール靴を履いてみることで、履きやすさ・歩きやすさが実感できると思いますよ~。
ということで、無事に3000文字に到達してホッとしています。
「書こうーーー!!!」っていう熱量があるときには、一気に書けてしまうものなんですねぇ。あまり、話しの流れに脈絡がなかったような気がしますが・・・
ではでは、またのんびりと3000文字に参加させてください。小春でした!