今年はあんまり小説を読めなかったんですが、そのなかでも一番に心を掴まれた小説をご紹介します。
なるべく話のネタバレをしないように、読書感想文を書いてみたいと思います(#^.^#)
マリアビートル/伊坂幸太郎
要約すると、1つの新幹線のなかに不運にもたくさんの殺人犯が乗り合わせてしまって、たくさんの事件が短時間のうちに絡み合みあうという物語です。
東京発盛岡行きの東北新幹線〈はやて〉の中で物語は展開します。
私は今回、生まれて初めて小説を読んでいて「怒り」の感情が湧きました。
今までに読んだ小説たちは「楽しい」だとか「感心した」だとか「怖い」といった感情が湧くことはあったんですけど、ただの一度も「怒り」が湧いたことはなかったんです。
私はミステリー小説を好んで読みますが、特に犯人に対しては「不可解」・「怖い」という気持ちが生まれることがほとんどでした。
それぞれの登場人物達の目線で話は進み、場面は細かく切り替わります。
マリアビートルでは、ほとんどの登場人物が過去に人を殺めてしまったことのある人ばかりです。
もちろん、登場人物達に共感はできないんですが、それでも伊坂幸太郎が描くキャラクター達は瑞々しく、人間臭さが細部まで描きこまれています。
だから、「怒り」が湧いて止まらない気持ちになったんだろうなぁって思ったりしていました。
それはもちろん、私が○○だから。なんですよね。。
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蜜柑と檸檬
ちなみに、私は登場人物達のなかでも蜜柑と檸檬という2人組がなんだか憎めません。
ひとつだけ小さなネタバレをすると、トーマスが大好きな檸檬はこの物語の中で本当に良い味を出してるなぁと。
久しぶりに途中で読むことが止められず、一気に読了したミステリー小説でした。スピード感を感じさせてくれる物語で、ページをめくる手を止められません。
そのせいか読み終わった後はなぜか、ものすごく疲れを感じてしまっていて。
本当にその新幹線に私も乗り合わせてしまったかのような焦りと、ラストの落とし所はそこだったか・・とぽっかりと穴が空いたような気持ちにもなってしまって。
*13階段/高野和明
以前にアメブロの方で13階段をおすすめしましたが、このマリアビートルも13階段と同じく、刺激が強いミステリー・ホラー系が苦手な方やミステリーを読み慣れていない方にはあまりおすすめしません。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”406274838X” title=”13階段 (講談社文庫)”]
13階段のラストの大どんでん返し。
何度読んでも身体の奥底から冷え上がって、全身から冷や汗が出るような感覚になります(^-^;
2018年のラストに、読み応えのあるミステリーが読みたい!という方にマリアビートルはおすすめです♫(*´꒳`*)
上記の○○の箇所、小説を読んで頂いたらすぐに分かると思います☆
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4041009774″ title=”マリアビートル (角川文庫)”]
娘ちゃんの睡眠サイクルができてきたのか、夜中に起きずに9時間くらいぐっすりと眠ってくれるようになりました。(息子くんとおんなじだ。)
また、時々夜中に小説も少しずつ読んでいきたいなぁと思います(*^^*)
これはゼヒ紹介したい!と思えた本があったら、また紹介させてもらいますね♡
伊坂さんの作品、私はこのマリアビートルが初めての出会いだったので、次回はマリアビートルの前作でもあるグラスホッパーを読んでみたいなぁと思っています。
できれば今年中には、読みたいなぁ☆楽しみ!( ̄▽ ̄)
では♫
本日もお付き合い頂いて
ありがとうございます(*’ω’*)