こんばんは!小春です(*’▽’)
ジブリ作品のなかでも「コクリコ坂から」という映画を見たことがある人は、ちょっと少ないかな?というイメージがあります。
今でも小さな子どもから大人気のトトロやラピュタなどと比べると、少し影は薄いのかもしれないなァという印象です。
「コクリコ坂から」は、長澤まさみさんがヒロイン役の海、岡田准一さんが相手役の俊の声優を務めています。宮崎駿さんの息子である宮崎吾朗さんが脚本を手掛けました。
ストーリーをざっくりと説明すると、舞台は1963年の横浜。
1964年の東京オリンピックを目前に控えていますが、第二次世界大戦の爪痕がまだ色濃く残る時期です。ヒロイン役の海は朝鮮戦争で父を亡くし、相手役の俊は戦争孤児だったところを現在の両親に引き取られました。二人は同じ高校で出会い、お互いに惹かれ合います。
俊は「カルチェラタン」と呼ばれる歴史ある部室棟の取り壊しに反対しています。この美しくちょっと面白い「カルチェラタン」という建物こそが、この作品の大きな魅力になっているのかなと感じます。
海と俊の恋愛模様を描く映画でありながら、その当時の活気あふれる日本が活き活きと描かれている作品でもあります。「あったり前田のクラッカーよ!」というギャグが飛ばされるのも、その当時を物語るのにすごくふさわしい気がしています。そして、海と俊の複雑な出生の秘密を紐解きながら、この映画はクライマックスへと向かいます。
正直なところ、私は「コクリコ坂から」を一度見ただけでは、映画の内容をあんまり理解できていませんでした。
初めて観たのが、息子くんが3歳くらいのころだったから3年前くらい。
一緒に観ていたんですが、息子くんが「コクリコ!コクリコ!」と本当にお気に入りになったようで、時々は借りて一緒に観ていたのでした。たぶん、トトロよりも魔女の宅急便よりも、息子くんからのリクエストが多いのが「コクリコ坂から」なんです。
小さな子どもにとっては、ちょっと難しい映画。
でも、最近も息子くんから力強くリクエストがあったので、TSUTAYAから借りてきた「コクリコ坂から」のDVDが置いてあります。
なにがそんなに息子くんの心にひっかかったんだろう?って考えたときに、おそらくは音楽なのかな?と感じています。
「コクリコ坂から」は冒頭、海が朝ごはんを作るシーンから始まります。そのときに流れる歌がほんわかと可愛らしくって、思わず口づさみたくなるんです。(実際に息子くんはよくその曲を歌っています)
お鍋はグラグラ お釜はシュウシュウ
まな板はトントトン
お豆腐フルフル 卵はプルプル
納豆はネバネバ焼けたフライパンに卵をおとして
お鍋に味噌をといて
あつあつご飯はおひつにうつして
支度は上々みんなを起こして みんながそろったら
さぁ沢山めしあがれ
お日様も輝いてるみんなで朝ごはん わたしが作った
いそいで いそいで
でも味わって食べてね『コクリコ坂から』朝ごはんの歌より引用
気が付いてみると、私もよくこの「朝ごはんの歌」をよく歌っています。
「コクリコ坂から」全体を流れる音楽が、やさしくて懐かしくて。その音楽を聴きながら懐かしい日本の風景が見られることも、この映画の楽しみ方なのかなって思っています。
きっと、見る人によって、いろんな楽しみ方がある映画なのかもしれない。
まだ「コクリコ坂から」を観たことがない方は、おうち時間にぜひ見てみてくださいね(*’▽’)
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