2020年3月8日。
本当はaikoがZEPP TOKYOで【Love Like Rock vol9】のライブを開催する予定だった。しかし、コロナウイルスの流行で、ライブは延期となる。
が!!!
YouTubeでaikoのライブは開催されることが告知される。
旦那さんは前日からそわそわウキウキ★
私も、ライブを見ながら食べたいなと、アーモンド入りの美味しいチョコレートを密かに冷蔵庫で冷やして時を待っていた。
21時、ライブ開催時間。
しかし、YouTubeを開きaikoオフィシャルチャンネルを開いても、何も変化は訪れない。いやいや。aikoのライブ開始時間が押してしまうのは時々あるんだから。
旦那さんが「おいっ!Twitterで22時からって書いてあるぞ!!」
本当だ、1時間後ろ倒しになったらしい。
ワクワクしながらツイートをしておく。もしも「ちょっとaikoライブの生配信楽しそう、見てみようかな~」と思うフォロワーさんが居てくれたら嬉しいなと願いながら。(コノちゃん、気づいてくれてありがとうね♡)
22時。
カウントダウンが動画内でいよいよスタートする。
子ども達がすやすやと寝ている隣の部屋で、旦那さんとお互いのスマホにイヤホンを挿してこそこそとライブ観戦だなんて。こんな日がやってくるなんて!!
ライブセトリをまずは、まとめておきます
Love Like Rock vol9.別枠ちゃん セットリスト
- 恋をしたのは
- あたしの向こう
- 二人
- メロンソーダ
- オレンジな満月
- カブトムシ
- 青空
- ストロー
- beat~メンバー紹介~
- 赤いランプ
- Love letter
- さよなランド
aikoの温かな歌声「恋をしたのは」からゆったりとライブはスタートする。
ねぇ 前向いて
でいつもより、たっぷりと間を空けてくれる。歌に乗せたaikoの今の思いも伝わってくる。
「あたしの向こう」「二人」とアップテンポな曲へバトンタッチし、aikoの真っ赤な衣装と赤が基調になっているライトと重なる。
こうやって動画でみると、なんて綺麗なライティングなんだろうと改めて思う。照明さん始め、スタッフさん達の気合も画面からびしびしと伝わってくる。
印象的だった無観客のライブMC
今までに10何回とaikoのライブへ行っているけれど、MCでここまで緊張しているaikoの姿というのを見たことがなかった。
いつもはぎゅうぎゅうにひしめく暑すぎるZEPPの箱の中が、がらんとしている状況でのライブ・MC。aikoはどんな気持ちでいるだろう?
悔しさもあるのか、あるいはライブが生配信で開催できた安堵もあるのか?いろんな気持ちがまぜこぜになっているように見える。歓声も拍手も無いライブを初めて視聴して、なんだか私もここまでとても不思議な気持ちになる。
と、同時に初めてaikoライブを視聴した方へ。
と、aikoジャンキ―は思うわけです。
一人ひとりの「aikoー!!」の呼びかけに「はいよ!」と応え、観客から「aiko、〇〇はどうだった?」「aiko、〇〇したよー!」と一人ひとりの声をすくいとって、一緒に話してくれる。
「そうなんよ。ねえ、聞いてくれるー?」
なんなら、2階席からの呼びかけの声をすくいとってくれる時もある。どれだけ耳が良いんだ!aikoよ!!
いつものマグカップを持ちながら、縁側で一緒にお喋りしているような気分を味わわせてくれる。それが、aikoライブ!
とっておきのプレゼント・aikoの「メロンソーダ」
イントロが流れたとたん、なぜか涙が溢れてきた。
全ての暗雲をとっぱらうかのような壮大で気持ちの良いイントロ。
ファンが今、聴きたいと思う曲をaikoは本当によくわかってくれている。FM802テーマソングの「メロンソーダ」すごくライブで聴いてみたかった。
涙が次から次に溢れる。
そして「メロンソーダ」からの「オレンジな満月」だ。もう、ファンを泣かせに来ているとしか思えない。私も旦那さんもこのあたりではもう、ぐずぐずに泣いていた。
そして何度聴いても、やっぱり至極の一曲だと思わせてくれる「カブトムシ」。ライブのたびに全身全霊の「カブトムシ」を聴かせてくれるaiko。
「なんだかんだ言っても、カブトムシはやっぱり最高なんだよな」
隣で一緒にライブを視聴している旦那さんが、ぼそっと呟く。
ちょっと唇に力入れて 何にでも頷いてって今思い返すと馬鹿みたいだな
ボーっとした目の先に歪んだ青い空
aiko「青空」より
そして、しんみりとしたところからの新曲「青空」
急に視界が開けたような爽やかなイントロ。もちろん「青空」も聴きたかったよ・・・aiko!!
もう、この新曲は不思議なんだ。聴くほどに好きになる。聴くほどに新しい発見がある。
何度も何度も聴きこまなければ、この曲に込められた意味がわからなかった。
aikoの曲の魅力だなぁと感じるのが、悲しい歌詞の内容もアップテンポに歌い切ってしまうところだ。「あなたの唄」はそのなかの代表曲だと思う。思い切り明るいイントロから入るこの曲は、セミのように鳴くaikoの切なさとほんの少し前向きな気持ちを乗せた一曲だ。
赤いストローは用意済みの「ストロー」
ちゃちゃちゃっ!ちゃちゃちゃ!ちゃ~らちゃちゃちゃ~♪
軽快なストローのイントロ。
aiko!!もちろん、赤いストローも用意しておいたよ!と得意げな気持ちになり、赤いストローを挿しているカルピスをすする。
あーずーが「ストロー」の原曲で「踊ってみた」をやっていたが、aikoの世界観がダンスになるとこうなるのかと新しい発見をくれた一曲でもある。もちろん、ぶんちゃんの振り付けセンスが素晴らしいところもあるのだけど。あーずーの際限ない可愛さはぜひ、YouTubeからチェックしてもらいたい。
beatでメンバー紹介!??
これは初めての試みでは!?とものすごく意外だったbeatでのメンバー紹介(今までのライブですでにやっていたらすみません。汗)
メンバーの入れ替えが多少あったけど、ベースのカズ・キーボードのたつたつさん・ドラムの佐野さんが居てくれてることになんだかホっとする。
「そして、ヴォーカルはaikoーーー!!!」
とaikoが自己紹介した後の曲のアレンジ。いやいやいやいや!と旦那さんと思わず笑ってしまった。こんなアレンジ聴いたことがない。
原曲はどんな音程だったっけ?と飛んでしまうくらい。
そして不思議なことに、このbeatの後半くらいからaikoの喉の調子が絶好調になってくる。歌えば歌うほど、声がどんどん出てくるaiko。なぜ!?
赤いランプで泣かせにくるaiko
赤いランプのギターのイントロは何度聴いても、胸が苦しくなる。
このロック曲は、ライブで歌う回数も多いように感じていた。ロックなアップテンポ曲なのに、とてつもなく切ない。
そして、この曲を歌うということは、ライブのラストが近づいていることを告げているのだ。
たまに私を思い出してね そして小さな溜息と 肩を落とし切なくなってね
aiko「赤いランプ」より
大丈夫。
子育てまっただなかでライブにほとんど参戦できなくなってしまったけど、aikoのことをちゃんと思い出してる。
まさかのラスト「さよなランド」
aikoの曲のなかでも「ライブであまり歌われない曲」というのがあることにaikoジャンキ―なら気付いている人も多いだろう
- 最後の夏休み
- 木星
- おやすみなさい
あたりは、ライブでも歌われることが少ない曲だと感じている。しかし、不思議なことに「木星」あたりは何年も経ってから聴くと不思議と耳に馴染んだりもする。
当初この曲が出たとき、旦那さんと「これはライブでは歌われない曲だろうねぇ」と話していた。だけれど、このライブのセトリの流れを考えると本当に「ぴたり」と合っている一曲だと感じた。
跡形もなくなる終わりの日のために 今日も声を鳴らす
aiko「さよなランド」
今の状況と、さよなランドの歌詞が重なる。
客席にめいっぱいにセットされたライトが上向きに照らされ、最後にファンに大きなサプライズをくれる。上向きに灯った無数のライトが、ライブに参戦したお客さんのようにも見える。
aikoは「いつも来てくれるお客さんを想像して」と話していたけれど、きっとaikoには本当に見えていたんだと思う。
その光景は、Love Like Pop vol8の「天の川」をaikoが歌ったときの、お客さんが総立ちして微動だにしていなかった光景と重なった。大きなステンドグラスが綺麗な教会で、aikoの歌声を聴いているように感じた、あの時の気持ち。
そして、メンバー・aikoとはけていったとき「アンコール曲」を期待していた私と旦那さんがいた。
「未来を拾いに」か。はたまた「mix juice」なのか!
・・・・
アンコールかからず、ライブ画面は暗転。
そうだよね。客席からの「アンコール!」コールあってこそのアンコール。
子育てが始まってから、もうaikoのライブに参戦できなくなって6年目になる。
すっかりライブは諦めていたけれど、こんな素晴らしいプレゼントをくれるなんてやっぱりaikoだと生配信をみながら温かな涙がこぼれていた。
また、aikoのライブに参戦できたときには「アンコール!!」を会場で大声で叫びたい。
https://www.youtube.com/watch?v=JvXywFwL_y0
生配信ライブのアーカイブ配信期限は3月15日です!
「見逃した!」と思う方はぜひ見に行ってみてくださいね。
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