コラム

スーパーの店員さんの愚痴を聞く日。

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私には、贔屓にしているスーパーがあります。

というよりも、贔屓にしている店員さんがいます。

以前、ブログのなかでも書いたことがあったけど、20歳くらい年上?の女性店員さん。

 

息子くんは今もその店員さんのレジへ並びたがるので並ぶんですが、子ども達が幼稚園・保育園へ行っている時間に、1人でスーパーへ行ったときも結局その店員さんのレジに並んでいます。

「他のレジの方が空いているな」と思うときも、私はその店員さんと少し言葉が交わしたいので、やっぱり列に並んでしまいます。

 

 

息子くんの癇癪がとても強かった、2~4歳くらいの時期。

外へ出ることも苦しいと感じていた時期に、その店員さんからたくさん優しい言葉をもらっていました。

叫んで暴れている息子くんを肩にかついで、レジでお会計をしてもらうときも

 

「大丈夫。もうちょっとしたら落ち着くもんだから」

「うちも小さいときはおんなじようなもんだったからね、大丈夫」

と、どんな時もどんな日も

息子くんと私に向けてくれた満面の笑顔にどれだけ救ってもらったか。

何度「大丈夫」って声をかけてもらったか。

 

息子くんの癇癪が落ち着くようになってからも、その店員さんとたくさんの世間話をしてきました。

両親も義両親も離れたところに住んでいるので、その店員さんを母のように慕っている部分も、きっとあったんだと思います。

 

 

コロナウイルスが流行してから、なかなかその店員さんにお会いできなかったんですが、先日久しぶりにその店員さんのレジに並びました。

めずらしく少しくたびれた顔をしていて、やっぱりコロナウイルスの話になりました。

 

「トイレットペーパーのこととか、きっと大変ですよね」

と声をかけると

「もう、並んだ途端にはけちゃうし、いつ入ってくるかなんて私達もわからないからね。謝り倒してばっかりよ。イヤになっちゃう」

と、めずらしく愚痴をこぼしていました。

 

 

スーパーの客数が増えていること

マスク・トイレットペーパーについてのお問い合わせが増えたこと

その対応に日々追われていること。

 

 

その店員さんがお客様相談係のトップであることも、私は知っています。

レジの若い店員さんが、高齢のお客さんから怒鳴られているとき。速やかにそのレジへ入って対処している姿も、何度となく見てきました。

 

その店員さんが間に入ると

不思議とその場の空気がゆるむ。

お客さんも落ち着く。

若い店員さんも、ほっとしているのがわかる。

 

 

だけど、この騒動が始まってから、大勢のお客さんの対応に追われているであろうその店員さんの苦労を思うと胸が苦しくなります。

スーパーにはお客さんも増えていて、空気がいつもよりも殺伐としている。

なぜ、こんなにもスーパーに人が増えているんだろう?

緑のたぬきをカゴいっぱいに買っている人もいる。確かに、緑のたぬきは美味しいんだけど。

 

「お休みの人も多いから、最近毎日大変でね~」

「早く落ち着くといいですよね」

「もう、ほんとによ〜。あなたも身体気をつけてね!」

やっぱり最後は、いつもの笑顔で送り出してくれました。

 

 

5年近くそのスーパーに通っていたけれど

愚痴をこぼしてくれたのは初めてだったなぁと思うと同時に、それだけ接客業の人にとってとても厳しい時期なのかもしれないとも感じていました。

 

あの店員さんが

「申し訳ございません」

って言うことが、早く減りますように。

 

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